木材は、同じ樹種であっても、一本一本の性質は異なります。
南部木材では自社製材を基本としており、用途に合わせて
原木を調達し、それぞれの性質を見極めながら製材します。
木肌を美しく見せる製材、強度を最大限に引き出す製材など、
使用する部位ごとに求められる木材の性質を最大限に引き出します。
住宅の構造材のすべてを原木から自社工場にて製材
県下最長 長さ15mの原木まで製材可能
”木材の寿命” は、その木が育った年数といわれています。
南部木材では福井県産材にこだわり、構造材・造作材を製材しています。
福井のスギは福井の高温・多雪の気候で育つことで強度の優れた木材になります。
福井は樹齢80年以上の大径木が多く、強く美しい木材を製材することができます。
弊社では柱は全て木の芯を外す “心去り” で製材し、天然乾燥しています。
木の芯を外すことで建てた後に狂いのない住宅を実現することが可能です。
また、“背割り”する必要がなく、柱4面を美しく見せることができます。
”心去り柱” の木取り
背割りのない綺麗な断面
桁・梁といった横架材も心去りにて製材
家づくりの為に、江戸後期の創業以来培ってきたノウハウを生かした住宅を作ります。
“製材”“設計”“施工”と、家づくりの工程を一貫して行うことで、コストカットはもちろんの事、
お客様の細かなご要望を余すことなく住宅に反映し、理想の家づくりのお手伝いをします。
製材所の強みを生かし、伝統工法の丸太組み実績も多数
熟練の大工の手による手刻み加工
施工力を活かし、性能とコストパフォーマンスを両立しつつ、多様な間取り・デザインの住宅が実現可能です。
高精度パースは全棟、細部まで作成します。
近年、全国規模で “地元産木材の価値” を見直す動きがあります。
南部木材では福井県産木材の利用の積極的な発信、
ノウハウの公開を行っており、福井県の森林循環に
お役に立てるよう、微力ながら活動しております。
弊社の建てた住宅が平成27、
28年度福井県産木材補助金のパンフレット表紙を飾っています
県産木材の魅力に特化したブース展示を実施
県からの依頼もあり、毎年工業系の学生の工場見学、建築現場見学会を実施
木材の価値が見直される一方、性質を理解せずに使用することで、
木材本来の効果が発揮されない事があります。
南部木材では、長年にわたる製材・建築のノウハウから、
適切な木材の使い方のアドバイスも行っております。
外観のアクセントとなる木材のルーパー、窓枠には福井県産のスギ材が使われています
壁ルーバー材は県産スギ赤身材の垂木を弊社の工場にて加工
鉄などの建築材料と比較して“性能”が見えにくいことが木材の弱点でしたが、含水率と硬さ(ヤング係数)を検査できます
(SD…含水率 E…ヤング係数)
木材含水率計
長年の経験と合わせて、様々な計測機器を用いる事で、木材の利用方法は年々進化しています。
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