新築 OR リフォーム 前編
■ 新築するのが良いか、リフォームするのがいいか
-
ご自宅の今後の計画を考える際、既存の家を直すか、建て替えるかは多くの方が
悩む問題です。
全く異なる選択肢に見えて、実はその判断の差は紙一重です。
弊社で新築した物件の多くが、新築かリフォームのどちらか悩まれてのスタートでした。
家への愛着、予算、建て替えとなると仮住まいなどへの不安。
あくまで合理的な基準で、新築すべきかリフォームすべきか、3つのステップで
分析し、南部木材としてのお勧めをお伝えします。
1. 家の経歴を知る
-
まずは、家の今の経歴を把握することから始めましょう。
● 何年前に建てたか
● 誰が建てたか
● 今までどのように手入れされてきたか
(中古住宅を購入された場合などで分からない場合もあるかと思います。)
この情報から把握できることは、
● リフォーム時に補助金等の対象となるか否 (昭和45年以前か、昭和56年以前か、)
● 建築当時の素材・流行から、作り方を想定
● 当時建てた会社・棟梁の情報を当たり、当時の技術力を確認
これらの情報だけでも、”直し方”、”直すコスト”、を大まかに想定できます。
特に注意する時期は、昭和40年~45年の頃に建てられた建物で、当時は建築ブームで、
十分な材料と熟練の大工が不足していたため、不安な建物が多いです。
2. 家の状態を確認する
-
ここからはプロの仕事になります。
お宅にお伺いして、以下の点を確認します。
● 間取の確認 (間取から構造を推測します)
● 躯体の確認 (柱、梁の傷み、傾き、変形)
● 床・建具の確認 (傾き、歪み)
● 地盤の確認 (建物の傾き、沈下状況)
● 外壁・屋根の確認 (経年変化・雨漏り箇所の確認)
これらを現場にて確認します。
所要時間は1時間前後です。ドローンでの空撮も可能です。
■現地調査
3. これからの住み方を考える
-
建物の現在の状態が把握出来たら、これからどう住むか、使うかを考えます。
建物の状況と家族構成、これから予想される家族構成構成の変化、
年を経ることでの体調の変化、
そして御家族の希望を照らし合わせて、無理・無駄のない計画を一緒に考えます。
建築を考えることはライフプランを立てることでもあるのです。